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さて、小学校の時に習った一つの言葉として「みんなちがって、みんないい」というものがありました。
これは詩人である「金子みすゞ」が書いた「私と小鳥とすずと」の詩の一節です。 私もこの言葉は好きなのですが、このMIDIを作るという点で見ると、どうも都合が悪い。 私がこのサイトで提供しているMIDIファイルは言ってしまえば「楽譜」になります。 楽譜だけでは音を出すことは出来ません。 (紙の楽譜なら音出るよ??とかいう突っ込みは無しで。笑) 楽譜を見た誰かが楽器を使って鍵盤なり弦なりを叩いたり、こすったりすることによって音が出ます。 これはいつの時代も同じです。 皆さんもこういう経験はないでしょうか…。 学校でみんなでリコーダーを吹いています。 「それじゃドの音出して」と先生が言ってみんなでドの音を出します。 一応そろっているような気がしますが、良く聴くとみんなバラバラの音が出ています。 ちょっと息が弱ければ低い音に、強ければ高い音に。 一定の量ずつ息を吐くことが出来る人がいれば平らな音に、そうでなければ揺れた音に…。 また、穴を指で塞ぐ面積が変わっても、リコーダーの組み立て方が多少違っても、音は変わります。 一般的にはこういうことを「個性」と言っているわけですが、 この程度の「個性」ならMIDIの世界でもほとんど問題はありません。 この生徒さん一人一人の楽譜の解釈の仕方であるとか、先ほど申し上げたように「個性」であるとか。 そいうことによって音は変わるわけですが、MIDIの音源はこの生徒さんであり、楽器でもあります。 生徒さんに沢山の個性があるのは当たり前ですが、楽器も随分とちがった個性をそれぞれ持っているのです。 ですから、「ピアノ」や「バイオリン」など、ある一種類の楽器を示しても個性があるので違った音になります。 と言うことは、楽譜(MIDIデータ)を渡してもそれぞれ「個性」ある音で演奏することになります。 実際は管楽器は音源によって随分と違った音が鳴るようです。 比較的差の少ないピアノの音も聞き比べてみると違いがあることがわかります。 こういった差を減らす為にGM(General MIDI)という規格があります。 この規格にそって作られたMIDIデータは同じ楽器で演奏されます。 逆に言うと、この規格にそわないと指定した楽器とは全く違う楽器で演奏されることもあります。 というのも、楽器の指定は番号で行われますが、この番号というのが学校で言う「出席番号」のようなもので、 1組の出席番号6番の人と2組の出席番号6番の人と名前が違うことがありますよね (この例えの出席番号ならほぼ確実に名前は違いますけどね) まぁそれと同じような物で全くの別人、全く個性の違った楽器になることがあります。 しかし、やはり同じ楽器を使ったところで「個性」は結構バラバラです。 GMにそっても全ての音源で同じ音が出ることはありません。 楽譜を作った人の思っている音とは随分と違ってしまうことがあるんです。 「みんなちがって、みんないい」とは言いますが、この場合はちょっと困ったものですね。 【注】当サイトのMIDIは特に表記がない限りGM規格にそって作成されています
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